- しかん
- I
しかん【仕官】(1)官に仕えること。 役人になること。
「太政官(ダジヨウカン)に~する」
(2)浪人中の武士が召し抱えられて大名などに仕えること。IIしかん【史官】歴史を記録し, 編纂(ヘンサン)する官。 特に, 古代中国で, 世襲的にその職にあった人。 また, その家。IIIしかん【史観】歴史を解釈する基本となる考えや態度。 歴史観。IV「唯物~」
しかん【士官】(1)軍隊で, 佐官・尉官の総称。(2)高級船員の通称。Vしかん【子癇】妊娠中毒症の最重症型。 全身の痙攣(ケイレン)発作と意識消失が主な症状で, 多くは分娩時に起こる。 高度のタンパク尿・浮腫(フシユ)・高血圧の症状のみられる高年初産婦に多い。VIしかん【屍姦】死体を姦淫(カンイン)すること。 異常性欲の一種。 ネクロフィリア。VIIしかん【屍諫・尸諫】身命を捨てて主君をいさめること。VIIIしかん【師管・篩管】維管束植物の師部の主体をなす細長い管状組織。 細長い細胞がつらなったもの。 同化物質の通路となる。 ふるい管。IXしかん【弛緩】ゆるむこと。 たるむこと。「筋肉が~する」「精神が~した気味に見えた/門(漱石)」
〔「ちかん」は慣用読み〕Xしかん【支干】十二支と十干(ジツカン)。 干支(カンシ)。XIしかん【支管】ガス管・水道管などの, 本管から分かれた細い管。XIIしかん【支間】橋脚と橋台, また橋脚と橋脚の距離。 スパン。XIIIしかん【枝幹】(1)枝と幹。(2)末と本(モト)。XIVしかん【止観】〔仏〕(1)天台宗の根本的な修行である瞑想法。 心を静め, 智慧のはたらきによって宗教的イメージや真理を心の中に出現させ, 感得すること。(2)「摩訶止観(マカシカン)」の略。(3)天台宗の別名。 止観宗。XVしかん【歯冠】歯の歯肉より露出している部分。 エナメル質でおおわれている。XVIしかん【祠官】(1)神社に仕える神職。(2)1871年(明治4)府県社および郷社に置かれた神職の長。 のち社司と改称。XVIIしかん【私感】個人としての立場での感想。XVIIIしかん【糸管】弦楽器と管楽器。 また, 音楽。 糸竹。XIXしかん【脂肝】異常に多量の脂肪が肝臓に蓄積され変性を起こした状態。 脂肪の過食, 低タンパク食, 糖尿病・アルコール中毒などの際に起こる。XXしかん【芝翫】三世中村歌右衛門の俳名。XXIしかん【視官】視覚をつかさどる器官。 視覚器官。XXIIしかん【視感】「視覚(シカク)」に同じ。XXIIIしかん【詩巻】詩を集めた本。 詩集。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.